若鶴酒造「砺波野スピリッツ77」発売
日本酒やウイスキーなどを製造する若鶴酒造(富山県砺波市)は、アルコール度数77%の高濃度エタノール製品「砺波野(となみの)スピリッツ77」の製造に着手。
2020年4月13日(月)から出荷を開始しています。
厚生労働省からの「高濃度エタノール製品を手指消毒用エタノールの代替として用いることは差支えないこと」の通達をうけて製造される商品。
「砺波野スピリッツ77」の原材料は、醸造アルコール、グリセリンなど。
サトウキビ原料のアルコールに加水して、ボトリングしています。
消毒や除菌を目的に製造されたものではありませんが、アルコール度数は消毒用アルコールと同等の77%。
容量は300ml。希望小売価格は880円(税別)。
なお、飲用可能な特定アルコールのため、1本につき酒税231円が含まれます。
1日に製造できる上限が決まっているため、一週間に約1,000本を製造。
北陸を中心としたドラッグストア、医療機関、若鶴酒造直営店等に優先的に供給するとのこと。
また「砺波野スピリッツ77」の売り上げの一部は、新型コロナウイルス感染拡大防止にむけた取り組みに寄付されます。
今後は、所有するウイスキーの蒸留器を使用した高濃度アルコールを製造することも検討しているとのことです。
若鶴酒造株式会社からのお願い
若鶴酒造から、下記のお願いが発表されています。
医療機関の皆様につきまして電話でのお問い合わせはお控えいただき、メール(info@wakatsuru.co.jp)もしくはFAX(0763-32-1251)でのお問い合わせをお願いします。
小さな酒造ですので電話回線が限られており回線がパンクしてしまうと業務に支障がでます。
資材の入荷や出荷に影響が及べば計画的な製造や必要とされている方に製品を早く届けることが困難になってしまいます。また、個人のお客様について混乱防止のため一切のお取り置きや入荷についてのご案内、個別の発送はおこなっておりません。
直営店の弊社敷地内の「令和蔵」では土日の11:00および14:00より、富山駅内「とやま地酒本舗蔵の香」では不定期での販売がございます。
あくまでも医療機関優先のため、数に限りがありますことをご承知おきください。
できるだけ多くのお客様に手に取っていただくため1世帯1本と数を限らせていただきます。渋滞や行列は地域の住民の皆様にご迷惑となり、感染拡大の観点からも大きなリスクとなります。
節度をもってマナーを守り、場内においては誘導指示に従ってください。